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受験指導について

定期テスト対策に重点をおきます


 中学三年生では、日々の学習がすでに受験へ向けての勉強です。

 当塾では定期テスト対策に重点を置いています。 受験勉強というと、問題集なり、志望校の過去問題を広げて、必死に解いているイメージがありますが、それは最終段階の話で、やるべきなのは学校での評価の点を上げるために、定期テストで出来る限り良い点を取ることです。中学3年での定期テストの結果は、他学年のそれとはまったく重みが違います。 入試に直接影響するという意味でやり直しがきかないからです。

  ご存知のように、高校受験、特に公立高校の受験は、中学受験や大学受験とは異なり、入試時の得点だけでは決まりません。都立高校の一般入試では、学力検査点(入学試験当日の英・数・国・社・理の5教科の得点)だけでなく、高校側に提出される調査書内に記載されるいわゆる『内申点(主に3年生の二学期の9教科の成績)』を加えて、その総合得点で合否が判定されます。

2016年(平成28年度)から、これまで学校ごとに異なっていた総合得点の算出方法が、学力検査の科目数や、『学力検査点』と『内申点』の比重が、ほぼ統一されたことによって計算のしやすいものになりました。

『学力検査点』は5教科の合計で満点は500点です。

『内申点』の計算は、9教科のうち[英・数・国・社・理]の5教科は5段階で評定しますから、5×5=25で、この5教科の満点は25点、

学力検査の無い他の[保健体育・技術家庭・美術・音楽]の4教科は5段階で評定した後に2倍しますから、(4×5)×2=40で、この4教科の満点は40点です。
ですので、『内申点(換算内申)』の満点は合計で65点になります。

これらの『学力検査点』と『内申点』を、【7:3】の比率で、双方で満点を取った場合に、合計が1000点になるように換算して、最終的な総合得点を出します。

例えば、内申点が65点の人と、39点の人が受験する場合、

 内申点がオール5の65点ならば、300×65÷65=300点。
 内申点が      39点ならば、300×39÷65 = 180点に換算されます。

つまり、二学期が終わった時点で、本試験を受ける以前に、総合得点1000点中、120点の差がついてしまっていることになります。

 『内申点』は、都立一般受験のみならず、都立や私立の推薦入試ももちろんのこと、私立高の一般入試でも、単願などの場合には【出願基準】として使用されます。

 高校受験に限りませんが、ただ一校だけを受験することは稀で、どこかしらの私立高を滑り止めとして確保しておく併願が普通ですが、この併願の際も、合格できそうな私立高に願書を出して単に受験するのではなく【併願優遇】、つまり、もし第一志望校に落ちても「うちの学校で受け入れますよ」という確約に近いものを、高校側から事前にもらって受験するのが一般的です。

 そして、私立高側からこれをもらう為の交渉材料もまた『内申点』になります。
 ※【外部試験(公開模試)の結果を交渉材料にする場合もありますが】

 このように『内申点』は、高校受験全般に深く関わりますので、その算出基準となる中学3年時の主に二学期の定期テストの結果は、他学年のそれとは全く重みが違うわけです。

内申点だけで合否が決まる訳ではありませんが、二学期が終わった時点で内申点が良ければ、受験校の選択の幅は大きく広がりますし、悪ければ選択の幅は極端に狭くなり、進路の決定に大きく影響します。

 内申点は主に3年生の二学期の9教科の成績で決まると書きましたが、それぞれの教科を5段階で評定しますので、"3.5"など半端な点数をつける事はできません。 "3" か "4" かのどちらかをつけざるを得ませんので、二学期の成績だけでなく一学期の期末テストの成績や普段の提出物の提出状況、授業態度を加味したものになります。ですので、3年生になった4月の時点で、すでに入試自体は始まっているとも言えます。

 特定の私立校一校のみを志望していて、その学校が、出席日数以外は学校の評点を問題にしない場合は別ですが、当塾では、定期テスト対策に重点を置き、それに加え、これまでに習った学習領域の完全習得こそが、最も効率の良い受験(準備)対策と考えます。

過去問指導 と 私立校受験対策

 入試問題は中学で習う全ての領域から出題されます。 ですから、あまり早い時期から取り組んでも、習っていない単元がいくつもありますから、あまり意味がありません。 だからといって、中三の全過程終了を待ってから取り掛かるのでは遅すぎますので、二学期の期末考査の終わった11月下旬ころから、「過去問」そのものでなく「予想問題」を使って、これまで習った知識でも解ける問題に取り組み、試験問題の傾向をつかむとともに、残りの単元の学習を進め、なるべく早い時期から過去問に取り組めるようにします。

 私立校受験については、時期によっても異なりますが、早い段階から志望校がすでに決まっているような場合には、志望校によって出題傾向や、その難易度が全く違いますので、過去問によって出題傾向や頻出単元を知り、生徒さんの進度、錬度に合わせた指導計画を立て、それに沿った指導を行います。

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